2004年に旧安来市と広瀬町、伯太町が合併した安来市には、24の交流センターがあります。安来節や足立美術館など、有名な伝統芸能や観光名所だけでなく、その街で暮らしているからこそ感じるanguruスポットがあるはず。ということで、交流センターの館長さんを訪ねて聞きました。「あなたの街のanguruスポットは?」

 

 

 

 

あなたの街のanguruスポット vol.⑦

— 下山佐地区 山佐地区 奥田原地区 編 —

 

 

 

 

下山佐地区 編

池田館長のプロフィール

 

 

広瀬町下山佐出身。平成23年に下山佐交流センターの館長に着任され館長歴は7年。古美術商と竹材工房を営む傍ら館長業務に従事されています。竹材工房では自然素材のみで竹壁(土壁の土台)をこしらえるそうですが、県内でもその技術者は池田館長唯一人なのだとか。また絵が好きで、商売と趣味を兼ねてされている古美術商では、特に絵の蒐集に力を置いており、秘蔵の作品がご自宅にあるそうです。

 

 

 

下山佐地区ってどんなところ?

 

 

 

下山佐は、安来市から雲南市に接続する県道45号安来木次線が通り、安来市中部西端に位置する山佐川下流の地域。戦国大名尼子氏の本拠地である月山富田城の鬼門封じの場所であり、のろしを上げる重要拠点のひとつ「経塚山(きょうづかやま)」があります。職人の手で1枚1枚丁寧に作り上げる「広瀬和紙」は、300年以上の歴史がある工芸品で下山佐の自慢のひとつ。

 

 

 

池田館長anguruスポット

『山狭(やまさ)神社拝殿の彫刻』

 

 

 

山狭神社は出雲風土記に「夜麻佐社(やまさのやしろ)」と記載され、1300年以上の歴史があるとされています。本殿向拝の唐門には「龍」「鳳凰」「亀」の美麗な彫刻が施されています。この彫刻は明治11年に寄進された当時は、鮮やかな彩色で仕上げられ奉納されたと伝わっています。また、苔むした参道から本殿への石段にかけて「ウラジロガシ」「スダジイ」の巨木が並び、神秘的な雰囲気があります。

 

 

 

山狭神社 所在地

〒692-0412 島根県安来市広瀬町下山佐1176

 

 

 


 

 

 

 

山佐地区 編

岩田館長のプロフィール

 

 

広瀬町上山佐出身。前職は地元の山佐郵便局で局長として勤務されていたそうです。退職後、山佐交流センターの主事を経て平成27年に館長に就任し館長歴は3年。趣味はウォーキングで、近隣で開催されるウォーキング大会にもよく参加されるそうです。日本酒が好きで、山で採れたわらびなどの山菜を肴に地酒の月山(がっさん=吉田酒造:広瀬町広瀬)を楽しまれているとか。

 

 

 

山佐地区ってどんなところ?

 

上山佐の日常の一枚

 

山佐ダムキャンプ場祭りの花火

 

山佐交流センターの管轄エリアの上山佐地区は、安来市から雲南市に接続する県道45号安来木次線が通る、安来市中部西端に位置する山佐川中流の地域で、広瀬町上山佐地区一帯を指します。上山佐には、安来市に二つあるダムのうちのひとつ「山佐ダム」があり、毎年7月末に行われる「山佐ダムキャンプ場まつり」や、「山奥の楽しい課外授業」など上山佐地区内外の有志による様々なイベントが開催されています。タケノコや山菜などが付近の山で収穫できる魅力あふれる山あいの地域。

 

 

 

 

岩田館長おすすめのanguruスポット

『天馬山(てんばやま)』

 

 

 

 

 

上山佐のイメージキャラクター「てんばごん」です。天馬山の割石から産まれ、

天馬山に住んでいるという噂です。

 

天馬山は山佐交流センター近くにある山で、戦国時代の山城跡と言われています。最近では、巨石ハンター(巨石写真家)の須田郡司氏が、天馬山の山中にある巨岩「割石(われいし)」を撮影したことでも注目を集めています。この割石は、天馬山登山道から20分登り、道を変えて5分下った場所にあります。登山道も整備されており散策にも最適です。

 

 

 

 

天馬山 所在地

〒692-0413 島根県安来市広瀬町上山佐654-5(山佐交流センター)

※山佐交流センターから県道45号線を挟み対面に登山入口あり

 

 


 

 

 

 

奥田原地区 編

藤原館長のプロフィール

 

 

奥田原出身。前職はJAやすぎの職員として畜産を担当。安来和牛となる牛を飼育するJA飼育センター(広瀬町宇波)設立の担当者さんだったそうで、安来和牛に深い関わりのある方。平成27年に館長に着任され館長歴は3年。趣味は野菜作りで、白ねぎやキャベツ、ブロッコリーのほか、アスパラガスなどの変わり種の野菜も栽培されているそうです。ご自身で育てた野菜が大きくなり、食物としていただく時、大変ありがたい気持ちを感じるそうです。

 

 

 

奥田原地区ってどんなところ?

 

 

 

奥田原地区は安来市南西部に位置し、雲南市大東町に隣接する県道45号線が通る山佐川上流の地域で、清らかで美しいこの渓流にはホタルの名所があります。棚田で作られるお米のほか、キクやトルコギキョウなどの花卉の栽培も行われています。また奥田原で作られるお味噌(おくたばら味噌)とお豆腐(日置食品)もこの町の隠れた自慢のひとつ。

 

 

 

 

藤原館長おすすめのanguruスポット

『嫁来い観音婿来い地蔵(よめこいかんのんむここいじぞう)』

 

 

 

 

「嫁来い橋の夫婦像」

 

嫁来い観音婿来い地蔵は安来市を代表する縁結びスポットのひとつです。「奥田原の若い男女にお嫁さん、お婿さんが来るように」という願いのもと、山水が湧き出す【荒神の名水】のわきに観音様と地蔵様を建立し創られました。近年は認知度も上がり、県外からもご縁を授かるために沢山の方が訪れます。当交流センター付近にある藤原商店ではご利益を高める「嫁来いせんべい」を販売しています。

 

 

 

嫁来い観音婿来い地蔵 所在地

〒692-0413 島根県安来市広瀬町上山佐

※山佐ダムより県道45号線を1.5km南下 夫婦像のある「嫁来い橋」を目印に小道に入る