2004年に旧安来市と広瀬町、伯太町が合併した安来市には、24の交流センターがあります。安来節や足立美術館など、有名な伝統芸能や観光名所だけでなく、その街で暮らしているからこそ感じるanguruスポットがあるはず。ということで、交流センターの館長さんを訪ねて聞きました。「あなたの街のanguruスポットは?」

 

 

 

 

あなたの街のanguruスポット vol.⑤

— 能義地区 吉田地区 大塚地区 宇賀荘地区 編 —

 

 

 

 

 

 

能義地区 編

山﨑館長のプロフィール

 

 

能義地区出身。前職は小学校教員。島根県内小学校のほか海外派遣教員としてイスタンブール日本人学校でも勤務されていたそうです。平成25年に館長職に着任され、館長歴は5年。趣味は読書。星新一先生のショート・ショート作品の大ファンで、最近の好みは時代小説とのこと。カメラも得意で当記事の素晴らしい挿入写真も山﨑館長撮影のもの。

 

 

 

能義地区ってどんなところ?

 

 

 

能義地区は安来市街地の南に接続する安来平野(能義(のき)平野)の中央部に位置しています。『出雲国風土記』(733年)によると、この地にはかつて「野城(ぬき)駅家(うまや)」があり、ヤマト朝廷と出雲国府(国庁)をつなぐ街道の拠点のひとつだったそうです。主要産業は稲作。水と土壌に恵まれた能義平野では、今でも米づくりや野菜の栽培が盛んです。

 

 

 

山﨑館長anguruスポット

『能義平野と水田に映る空』

 

 

 

能義平野は、島根県でも有数の面積と米の出荷量を誇る穀倉地帯のひとつです。休耕期の水田には安来の空が鏡写しにされ幻想的です。また春の菜種畑や、秋の稲穂の様子など四季折々の景色もここで見られます。また年に2度、大山の頂に日が昇る「ダイヤモンド富士」もとい『ダイヤモンド大山』の景観は格別です。※3月下旬、9月下旬頃

 

 

 

能義平野撮影スポット 所在地

〒692-0055 島根県安来市飯生町566-3  TEL 0854-23-0764

※能義交流センター付近です

 

 

 

                                      

 

 

 

吉田地区 編

中尾館長のプロフィール

 

 

安来市上吉田町出身。前職は県職員で農林水産部に所属し、島根県内のダムや林道の整備などを手掛けられたそうです。17年前に地元の吉田に戻られ、平成29年に館長職に着任され館長歴は1年。趣味は音楽鑑賞と演奏。ビートルズが好きで、吉田拓郎や井上陽水などの70年代フォークソングをアコースティックギターで弾くのが趣味とのこと。

 

 

 

吉田地区ってどんなところ?

 

※チラシは平成29年度開催のものです。

 

 

 

吉田地区は、安来市街地の南に接続する安来平野(能義(のき)平野)の南部地域。代表的な行事は平成8年から開催している「吉田ほたるまつり(毎年6月上旬に開催)」で、毎年市内外から2000人以上の方が来られます。良い水質の川でしか生息しないニナ貝(ホタルの捕食対象です)やサワガニをはじめ、様々な生物が吉田川に生息しています。地元の小学生はこの川での環境学習を通じ自然を学びます。

 

 

 

中尾館長おすすめのanguruスポット

『くろがねもちのき』

 

 

当交流センターは昭和42年に廃校となった旧吉田小学校の跡地にあり、この「くろがねもちのき」は、大正6年に当時の小学校が増築した際に寄贈された木で、植樹当時からずっとこの場所にあります。この木に上ったり、周りを駆け回ったり吉田の子供たちが慣れ親しんだ思い出の樹であり遊び相手でした。植樹時の大正6年に100余年の樹齢であったことから、現在の樹齢は200余年。これほど太く立派なモチノキはなかなかないと思います。

 

 

 

くろがねもちのき  所在地

〒692-0043 島根県安来市上吉田町618−1   TEL 0854−27−0325

※吉田交流センター敷地内

 

 

 

                                      

 

 

 

大塚地区 編

 

岡屋館長のプロフィール

 

 

大塚町出身。前職は市内の病院に勤務。平成23年から館長に着任され館長歴は7年。昭和60年代まで生産されていたくじらの筋を使用した軟式テニスのガット生産に携わっていたそうです(生産当時、大塚産軟式ガットは生産量と品質で日本一の評価だったそうです)。趣味はゴルフと野菜づくりで、野菜づくりは一番のストレス解消法とのこと。5歳と3歳のやんちゃなお孫さんと過ごす時間が一番幸せな時間。

 

 

 

大塚地区ってどんなところ?

 

 

 

大塚地区は、安来市中央部に位置し安来市と伯太町を繋ぐ県道9号線が通る田園地区。地区の行事は毎年7月23日、24日に行われる「秋葉さん」。こども神輿や花火で賑わいます。文化面では江戸時代より気ままに茶をもてなす「うす茶」の文化が継承され、保育園児から年配者まで茶に親しむ習慣があります。また、茶に合う「千鳥羹(ちどりかん)」も大塚の自慢のひとつ。(※平成28年に千鳥羹は献菓等の功績に対し日光東照宮から感謝状を授与)。大塚ふるさとカルタは町の歴史を学ぶマストアイテム。

 

 

 

岡屋館長おすすめのanguruスポット

『釈迦ヶ嶽雲衛門(しゃかがたけくもえもん)の石碑』

 

 

 

釈迦ヶ嶽雲衛門は、七尺四寸八分(2m26cm)の巨漢で江戸時代に活躍した大塚出身の力士です。また実弟の稲妻咲右エ門など4人の力士がこの大塚から出ました(釈迦ヶ嶽と稲妻は兄弟で大関まで昇進)。歴史家の足立耕氏の勧めで行った釈迦ヶ嶽没後240年の式典には、同県出身の隠岐の海にもご臨席いただきました。(式典当時、隠岐の海が入幕。大塚町出身の太刀ノ海以来88年ぶりの同県出身力士の快挙でした)この石碑は釈迦ヶ嶽と同寸の高さで作られ、地の部分には釈迦ヶ嶽の大きな足跡が残されています。

 

 

 

釈迦ヶ嶽雲衛門(しゃかがたけくもえもん)石碑 所在地

〒692-0042 島根県安来市大塚町 地蔵堂となり

 

 

 

                                      

 

 

 

宇賀荘地区編

山根館長のプロフィール

 

 

安来市赤江町(出来須)出身。かつて安来市内の重機会社で勤務され、老人クラブ事務局長のち、当館の主事を経て平成24年より館長職に着任され館長歴は6年。趣味は囲碁と椿の世話。平成27年より3年連続で、「三乗山(さんじょうざん)」「楯縫(たてぬい)の里」など宇賀荘地区から出品した3品種の椿が新品種に登録され、山根館長も品種登録に寄与した功労者の一人とか。

 

 

 

宇賀荘地区ってどんなところ?

 

 

宇賀荘地区は安来市中部東側に位置する地域。地元の方が日本一の歴史街道と誇る『広瀬清水街道』は、参勤交代の道として使われた古道で、江戸時代当時のまま土道で現存しており、地元のボランティアの方を中心にこの古道の保全と整備が行われています。1400年以上の歴史がある天台宗の古刹『安来清水寺』もこの宇賀荘地区。

 

 

 

山根館長おすすめのanguruスポット

『能義平野のコハクチョウ』

 

 

 

 

この能義平野には毎年11月頃にシベリアからコハクチョウが飛来し、3月上旬までこの能義平野と鳥取県水鳥公園に滞留します。コハクチョウのほか、コウノトリやナベヅルなどもいます。安心できる場所と認識しているのか田んぼのあぜ道や車道を歩く様子も見ることが出来ます。冬に訪れる白鳥の営みを近距離で観察できる場所は全国でもなかなかないのでは。伯耆大山を背景に白鳥の写真が撮影できますよ。

 

 

 

コハクチョウ撮影スポット 所在地

〒692-0034 島根県安来市宇賀荘町  ※JAやすぎみなみ支所付近