2004年に旧安来市と広瀬町、伯太町が合併した安来市には、24の交流センターがあります。安来節や足立美術館など、有名な伝統芸能や観光名所だけでなく、その街で暮らしているからこそ感じるanguruスポットがあるはず。ということで、交流センターの館長さんを訪ねて聞きました。「あなたの街のanguruスポットは?」

 

 

 

あなたの街のanguruスポット vol.①

— 荒島地区  赤江地区  飯梨地区 編 —

 

 

 

荒島地区編

 

佐々木館長のプロフィール

 

 

郵便局長をされていた荒島生まれ、荒島育ちの佐々木館長。30年以上、荒島の郵便局で勤めていたこともあり、地元で知らない顔はいないそう。おじいちゃん・おばあちゃんの中には今も「局長さん」と呼ぶ人も。館長歴は5年。荒島交流センターでは定期的に地元の人が集い飲み会を開催し、佐々木館長が自慢の料理を振る舞うことも。

 

 

荒島地区ってどんなところ?

 

 

安来市の北西に位置し、松江市東出雲町との境にあります。「古墳の町」と呼ばれるほど、荒島には約20の古墳が点在する地域。弥生時代から古墳時代にかけて約400年間、豪族の墓が造られ続けました。古墳時代前期の古墳の中では、全国でも最大級の方墳を有する古代出雲王陵の丘の「造山古墳群」があります。

 

 

佐々木館長anguruスポット

『古代出雲王陵の丘の頂上からの景色』

 

 

 

古代出雲王陵の丘公園は、地元民の憩いの場として散策できるよう整備されました。公園の草抜きや木々の剪定は地元の方が行っています。春はつつじ、秋はもみじなど四季折々の自然を楽しむことができます。また、知る人ぞ知る桜の名所としても注目のスポットです。おすすめは標高約50mの眺望の広場から目前の中海、遠くには島根半島、弓ヶ浜半島を望む景色。方角を変えれば古代出雲の山々を一望でき、神秘的な国引き神話の世界へと誘ってくれます。

 

古代出雲王陵の丘 所在地

〒692-0007島根県安来市荒島町 TEL. 0854-23-3316(安来市教育委員会)

 

 

                                     

 

 

赤江地区編

 

勝部館長のプロフィール

 

 

館長歴3年。豊かな自然が残る赤江の恩恵をうけながら、趣味の畑作りを楽しんでいます。奥様のリクエストを聞きながら、大根、サツマイモ、玉ねぎなど、季節ごとに違う野菜を作っているそう。近年赤江地区はカイトサーフィンの名所として知られるようになり、たくさんの観光客が訪れていることを喜ばしく思っている勝部館長。今後は県外の人に赤江の魅力を伝え、地元を盛り上げていくのが目標。

 

 

赤江地区ってどんなところ?

 

 

 

赤江地区は、安来市の西部に位置しています。北は中海に面し、東西を区分するように中央を一級河川の飯梨川が流れ、田んぼや畑、牧場などが広がるのどかな風景が印象的。いちごの産地としても有名で、紅ほっぺ、章姫、かおり野、とよのかなどの品種を中心に生産しています。

 

 

 

勝部館長おすすめのanguruスポット

 

『赤江八幡宮』

 

 

 

品陀和気命(ホムダワケノミコト)、帯中津彦命(タラシナカツヒコノミコト)、息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)の3神が祀られている赤江八幡宮では毎年5月5日には豊作を祈願したお田植神事が行われます。このお祭りは江戸中期から続く伝統的なもので、1年に1回地元の人が顔をあわせる機会にもなっている貴重なお祭りです。毎年輪番で当たった40名ほどの壮青年がユーモラスに神事を演じ、太鼓や笛を演奏して盛り上げます。本殿は荘厳な雰囲気が漂い、被写体としてもおすすめです。

 

 

赤江八幡宮 所在地

〒692-0001 島根県安来市赤江町1661 TEL. 0854-28-8253

 

 

                                   

 

 

飯梨地区編

 

 

松本館長のプロフィール

 

 

荒島町出身。奥様の実家が飯梨地区であることから家を建てるのを機に引越したそう。飯梨の静かな環境と人が優しいところに親しみを感じながら、館長歴は6年になります。最近は行かれていないそうですが釣りが趣味だったという松本館長。アジやイカ、メダイなどを釣りに隠岐の島の方まで出かけていたフットワークの軽さを活かしながら、館長業務に従事しています。

 

 

飯梨地区ってどんなところ?

 

 

飯梨地区は、東西2km、南北8kmにわたり東出雲町との境にそびえる京羅木山と、市の指定文化財と車山の2つの山麓に開けた純農村地帯で、全体の約40%が平野部です。地区内には、足立美術館が昭和45年9月に創設されました。また、白鷺(しらさぎ)が足の傷を癒したと伝えられるさぎの湯温泉もあり、県外や外国からも多数の観光客が訪れる安来市随一の集客拠点となっています。

 

 

松本館長おすすめのanguruスポット

『榧の木(がやのき)』

 

 

田んぼの真ん中に突如現れる1本の木があります。この木は延命地蔵尊が現れたとされる榧(かや)の木です。地元の人達には「がやの木」と呼ばれ親しまれています。その昔、延命地蔵尊が岩の舟に乗り、今の岩舟町大門にある榧の大木の下に現れ、衆生済度をされたといわれており、印珠寺のご本尊として祀られています。飯梨地区の西側山地にはある国指定史跡・岩舟古墳の近くにあり、今も神秘的な姿で地域の人びとを見守っている御神木のような存在です。その空気感をぜひ写真で切り撮ってください。

 

榧(がや)の木 所在地

〒692-0065 島根県安来市岩舟町224 TEL.0854-28-6408(印珠寺